令和2年度卒業証書授与式

 

 

 

 

 

3月17日(水)、令和2年度卒業証書授与式が執り行われました。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、卒業生・保護者の皆様・教員・来賓のみの参列とし、在校生は教室から中継で式を見届けました。

学校長の式辞では、以下のような話がありました。

「卒業生の表情から、喜びや充実感とともに、新たな生活への決意を感じ、たいへん頼もしく思っています。この一年は、新型コロナウィルスの影響で、学校全体が大きく揺らいだ年でした。約2か月の休校で、楽しみにしていた行事や目標としていた大会の中止等、ずいぶん悔しい思いをしたと思いますが、未曽有の状況の中でも前を向き、「何ができるのか」「どうしたらできるのか」を仲間と考え、実践した皆さんは西中の真のリーダーでした。これからみなさんが生きる時代は、ますます先の読めない時代になるといわれています。SDGsの学習の中で、「AIや機械にはできない力をつけていくべきだ」という意見がありました。人間にしかできないこと、例えば、夢をもつこと、想像をめぐらすこと、他を思いやること、意志をもつこと、美しいものを美しいと感じること、失敗すること、ともに喜び合うこと、絆を築くこと等、時代がどのように変化しようとも変わらず必要な資質です。皆さんには、これからの人生で多くの人と出会い関わる体験を通して、人間としての力を高め、困難な課題であっても解決に向けて、自ら考え実践してほしいと願っています。」

また、PTA会長の大城克明様からの祝辞では、以下のような話がありました。

「これからみなさんは、中学校を卒業して次の社会に進みます。活動範囲が広がり、そこでは新たな人との出会いがあり、初めて経験することが数多く待っています。新しい生活を迎えるにあたって、ぜひ目標をつくってください。どのように高校生活を送るかということや、自分の趣味等の近い目標、そして、日々の生活における目の前の目標です。これが、前向きに行動するということにつながります。たとえその努力が報われなくても、努力をしたという経験は残りますし、自分を成長させる血や肉となります。」

在校生代表の金成希峰さんの送辞の概要を紹介します。

「私たち後輩にとって先輩方の存在はとても偉大で、かけがえのないものでした。入学式では、先輩方は笑顔で優しく接してくださり、中学校生活への不安や緊張もとけていきました。体育大会では、声がかれるほど一生懸命に取り組む先輩方の姿を見習い、最後までやり遂げることができました。合唱祭では、先輩方の堂々と歌う姿、響き渡るハーモニーにいつも圧倒され、その迫力や姿勢に強い憧れを感じました。今こうして振り返ってみると、先輩方は私たちの心の支えであり、誇りでした。今度は私たちが、みなさんが築き上げられてこられた良き伝統や西中生の心意気を受け継ぎ、この学校の生徒であったことを誇れるようにします。」

送辞にこたえ、卒業生代表の林桜さんの答辞では下のような話がありました。

「昨年の3月に緊急事態宣言が発令され、中学校も休みになり、いつまでこの状況が続くのかと不安が募るばかりでした。しかし、6月には休校も開け、久し振りに登校して、休校前と変わらぬ姿の友達と話すことができ、安心しました。このような状況の中、楽しみにしていた行事が中止になることもあり、思うようにならなかったこともありましたが、誰一人投げ出さず、今日の日を迎えることができました。私は、この仲間と共に卒業できることを誇りに思います。私たちを支えてくれたのは仲間だけではありません。いつも私たちをサポートしてくれた先生方。ここまで育ててくれたお父さん、お母さん、家族のみんな。たくさんの方々の支えがあり、今日の日を迎えることができました。本当にありがとうございました。」

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