令和2年度3学期始業式

1月8日(金)、令和2年度3学期始業式が執り行われました。

学校長の式辞では、2日、3日両日わたり行われた箱根駅伝を題材に、以下のような話がありました。

今年の大会では、1キロ以上差がついている状態での大逆転劇がありました。しかし、逆転した選手本人には抜かしてやろうという気持ちはなく、「自分のベストを尽くすこと」だけを考えていたそうです。他人と競うのではなく、今までの取組を力と自信にして、ベストを尽くそうとした結果が逆転につながったのです。

また、逆転された選手に対して、心ない言葉で攻撃する人はほとんどいませんでした。多くの人は、精一杯走った本人の悔しさや重圧、つらさなどの気持ちを推し量れたのだと思います。想像を働かせて、相手のつらい気持ちを理解してあげることは、尊いことです。

西部中学校のみなさんにも、今できる自分のベストを尽くすことを大切にして成長につなげてほしいと思いますし、他への思いやりの気持ちを行動や言葉で表現して、だれもが居心地がよいと感じる集団をつくってほしいと思います。

短い3学期ですが、それぞれの学年にとって、4月からの新しい生活に向けた大切な準備期間となります。みなさんが健康で過ごせるように、そして2021年がよい年となりますように願います。

始業式後の生徒代表意見発表では、3年生の川原田蒼士さんが新年の抱負を発表しました。

川原田さんの意見発表の概要は次のとおりです。

新年を迎えるにあたって、僕には3つの目標があります。1つ目は勉強をがんばることです。卒業後の高校生活においても正しい判断をできるように、これからの授業や家庭学習をもっとがんばりたいです。2つ目は、友達と過ごす時間を大切にすることです。中学校を卒業するにあたって今の友達とは離れ離れになってしまうので、友達との関わりを大切に充実した学校生活を送りたいと思います。3つ目は、高校のラグビー部での活動に向けた体づくりです。フィジカル面等高校生のレベルでは通用しない点が自分にはまだたくさんあるため、今のうちから準備を始め、即戦力となれるよう努力したいです。